ダメ東京の徒然なるブログ

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ダメ人間代表のダメ東京による徒然なるブログです。好きな様に好きな事だけ雑記しています。

SAKANAMONを僕だけは甘やかなさない。3000字強に詰め込んだ君への脳内マネジメント事情【2018年】

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今回はSAKANAMONに

ついて考えてみたいと思う

 

何故かって?

 

10周年だからだ。

 

 

SAKANAMONの歴史を見てみる限り

定期的にCDはリリースし続けているし

メジャーにも一度上がり

ライブもずっと続けている順調!

 

ではないのだ

 

活動の中で完全に売れるタイミングを逃してしまっている。

そこそこのキャパのライブハウスは満員にできて音楽で食べていけているCDはリリースできている

しかしイマイチ売れ切らない。だが売れていないわけではない。

(実際邦ロック聴く人には最低限名前は行き届いている)

そのギリギリのラインでルーキーでもなくベテランというにはまだ早過ぎる

それらから彼らは2018年、邦楽ロックバンド界で完全に浮遊してしまっているという事が分かる。

 

それでは何故売れ切らないのか

いや今までイマイチ売れ切らなかったのか

勝手な見解だが彼らは今まで

「売れる」という事にあまり執着してこなかったのだと思うわれる。

 

ロックバンドで売れるという事はまず大前提に

派手で且つ、分かりやすく、格好良くなければいけない

 

何故なら売れる為には大衆を魅了しなければいけないからだ

大衆には賢い人も見る目がある人もいればバカな人もいるし見る目がない人もいる

 

このバカな人、見る目がない人が

大半である今の日本において(少し乱暴か)

バカな人へも届けて、掴まなければ

売れたとは言えない。

 

そこら辺が欠けているというか

多分彼らはそこに今まで執着してこなかったのだ

 

しかし近年彼らの意識は一変し

売れようという意気込みが見え始めている

じゃあ今まで具体的に

どこが欠けていたのか

考えてみよう

 

いきなり切り込むと、

彼らはデビューからずっと容姿に関して割と無頓着で(そういうプロモーションの元やってきたのだろうが)更には音楽として非常に分かりにくい類のロックを鳴らし続けてきた。

 

容姿に関して切り込むのは

かなり勇気のいる事だが

まず言うと

彼らに顔ファンというものは

多分存在しない。

 

近年顔ファンを否定する傾向があるが

顔を取っ掛かりとしているだけで

CDは買うしライブに足を運ぶんだったら

同じく動員1人となるからいいと思う

 

この顔ファンがついていないって点で他のバンドから

まず一手損している。

 

ファンを獲得する為にどこのバンドも血眼になりできうる限りの手を尽くしている

現状で彼らはそこに踏み込んでいない。

踏み込めていない。

 

僕がここで言いたいのは

 

顔ファンがつかなかった

 

のではなく

 

音楽ファンがつく様に一生懸命になるのと

同じくらい顔ファン「も」つく様に

彼らをプロデュースしてきてこなかったことが

問題だと言いたいのだ。

 

容姿に関して髪を染めたり派手な服を着させたりして彼らを格好良く演出してスターの様にする事はプロを雇ってしっかりやったら出来たはずだ。(彼らの容姿がどうとかではないし、酷い容姿だがメイクや髪型や服装でなんとでもなっている若手バンドが山ほどいるだろう)

 

しかしその部分においての彼らは意図的かもしれないが事実として手を打ってこなかったのだ。

 

また売れ切れないもう一つ点としては

 

音楽だ

 

SAKANAMONの音楽は

 

まず、ボーカルの藤森元生が歌詞に用いる言葉選びがあまりにも難し過ぎる(曲にもよるが大体があまり日常的には使わないコアな単語を用いている、変な話文豪や大学教授が扱うタイプのワードチョイスをかましてくるからたまげる)

 

彼の歌詞は

分かりにくく理解が難しい為

これではバカの心は掴めない

 

ワンオクロックが好きな若い子や

せかいのおわりが好きな若い子には

まず理解されないし

良いと思ってもらえない(それが良いか悪いかではなくそれができなければ売れ切らないということ)

 

しかしそれは同時に強みとして働いてもいる。あまりにもストレートな表現が蔓延し過ぎた音楽業界(バカを引き込む為歌詞を分かりやすく皆がしたために。)において彼の書く歌詞を僕はとても新鮮に感じたし他のバンドとは一味違うのだと引き込まれた。

 

しかしこんな音楽を聴き倒していわゆる「ベタ」を毛嫌いし分かってます風のバカを1人引き込んでもダメなんだ!意味がない!音楽にまだ馴染みがない音楽処女童貞達に自分達の音楽で魅了し気持ち良くさせライブや物販を買う事の喜びを教え込んで調教していかないと意味がない先がない(売れるという点においてだが)

 

また曲の題材において

スタンダードな題材を避けている為

曲に共感所が少な過ぎる(勿論全てというわけではない)

 

恋愛は極端に避けているし

リスナーを鼓舞する強めの応援歌でもない

かなり自己完結的(芸術家気質)

 

何を言いたいのかが分からないから

何を表現されているのかが掴めないのだ。

(ターゲットが定まっていないからこういう苦しみが産まれる)

 

そして一番の原因として曲(メロディーや編曲)が

 

売れ線とマニア線のちょうど中間に位置しているということだ。

 

マニア線とは聴く人を選ぶ小難しいメロディーやリズムを使って楽器が弾ける人又はコアな音楽好きに向けて音楽を投げ、すげぇ!渋い!とカリスマ視されて支持されるタイプでZAZEN BOYSみたいなアレを指す

 

売れ線はまぁメロディーがわかりやすくAメロBメロでフってサビで盛り上げるみたいな構成で編曲も派手でかつ凝り過ぎないちょうど良い所のアレだ

 

しかしSAKANAMONの音楽は

 

ギターボーカルが弾くギターにしては小難しくリズムも独特で凝っているマニア向けな割りにメロディーはわりとわかりやすくしかしPOPS程はじけてキャッチーにもフりきれていない非常に理解するのに難しい位置で音を鳴らし続けている

 

藤森元生に才能がないというわけでは全くなく、むしろある。ちょうど真ん中にいるという事はどちらにフることも可能だということだ。考え込んで高度にも作れるが売れ線要素も取り入れたい引き出しが多く歌の安定感もある音楽家として優秀だと僕は思う。それが故に言わば策士策に溺れている状態な気もする。

 

容姿においても音楽においても

売れるという事に執着してこなかったし切れなかった

しかし歌詞は難しく音楽は売れ線とマニア線の中間。

彼らは当然今の様な現状にぶち当り苦しむ

 

しかし売れたい売れたいと日夜苦しんでいる若手や若手じゃないバンドが

東京をはじめ全国で呻きを上げ苦しんでいる中

彼らにはそこに執着してなくてもデビューから

今日まで活動してこれている。

それらから彼らには

間違いなく音楽的力があるということで

売れる可能性を持ち合わせているほんの一握りの選ばれたロックバンドであるということには

かわりがない。

 

今まで彼らは

自分達と周りの大人たちによって

本来持ち合わせていた力と未来への可能性を

明らかに活かしきれずに今年、10周年を迎えてしまった。

 

上記の様に考察したのは少し前までの彼らことで彼らは近年明らかに変化しようと、変わろうともがいている。

 

ライブにサポートメンバーを入れて音を厚くしたり分かりやすい言葉選びをし出しているのも目に見えて分かる。

 

今回僕はSAKANAMONが売れてほしいなぁとふと思ってそういう視点から記事を書いてみたのだが彼らの現在ついているファンがその様な変化を求めているかどうかは別として(実際僕の知り合いのファンの方は盛り上がるライブをしようとアゲコールをし始めた辺りから冷めてしまったと言っていた為多分昔からのファンの方はその様な変化はあまり求めていないと思う…笑)SAKANAMONが意を決して売れ線への道へとちゃんと目を向けて歩みはじめた事に間違いはない。

 

そこで勝つか負けるかは

 

彼らと彼らをサポートする大人達の

力量次第だろう。

 

どちらにせよ彼らはまだ変化の途中なのだ。

 

彼(藤森元生)の言う所の

幼気な少女たちは

今のSAKANAMONの在り方に

戸惑っているだろうが、

今の彼らの足掻きを見て

彼らに見切りをつけて

彼らを見捨てるのは、

まだ早過ぎるだろう。